転職でやってしまいがちな失敗 まとめ

 

転職で失敗する行動

こんにちは。人事部長のSIONです。今日のテーマ、「転職活動でやってしまいがちな失敗」についてです。私自身もこれらの失敗経験者です。最後までお付き合い下さい。

私のプロフィールですが、人事系の国家資格保持者で、職場では採用、能力開発、人事評価制度の改定等を行う管理職です。人事畑で20年以上の経験があり、現在新たに2つの国家資格に挑戦中です。

 

(1)会社を辞めてからの転職活動を始める。

「そんなこと分かっているよ」と言われそうですが、これが意外と多いです。一時的な感情で辞めてしまう場合も含め、次が決まっていないのに退職してしまうケースです。私自身も経験がありまして、辞めたその日はパワハラ上司から解放されて清々しい気分になりました。がっ、しかし、後悔は次の朝にやってきます。前の晩に遅くまで酒を飲んで、翌日の昼頃に目を覚まし、ふと今の自分の状況を客観視したときに「せめて次が決まるまで退職を待てなかったのか」「自分に辛抱が足りなかったのではないか」等々、怒涛のようにありとあらゆる感情に襲われ、酸欠状態になったことを覚えています。くれぐれも皆さんには、私のような思いをしてほしくないと思います。😖😖😖

因みに、退職後に転職活動をすると、下記の点で大変です。

・企業側に足元を見られる。交渉は不利になり易い。ただし、2社以上内定をもらっている場合には、企業と待遇面で交渉が可能。

・次が決まる前の退職は、無計画な人間と見られてしまう。

 

 

(2)情報収集、自己分析に時間をかけない。

当然ですが、転職活動には入念な準備が必要になります。大まかに、①転職によって実現したいことを明確にする。(1年後、3年後、5年後の自分自身のありたい姿を言語化する)  ②キャリアの棚卸(自分の強み、弱みの言語化する)、③余裕あるスケジュールを立てる。④外部環境を見極めて転職先を決める(業界市況を見極めて、斜陽業界は避ける)

言語化する理由は、転職活動の過程で、実現したい目標を忘れ、採用されること自体が目標になってしまうことがあるからです。言語化は転職という名の航海における羅針盤の役割を果たします。

転職の際には、上記を踏まえ、就職エージェント転職サイト等から積極的に情報を収集し、転職市場の動向を把握し、勝ち戦の体制を作ることが大切です。私自身も次が決まっていないのに退職し、焦る気持ちから情報収集をせずに次の転職先を決め、早々に再離職する情けない経験があります。😭😭😭

 

 

(3)とりあえず応募する。

「とりあえず応募する」行為は、在職中の転職活動の場合、時間という資源の無駄遣いになります。在職中の採用面接は、平日の場合1社が限界でしょう。転職活動に励むあまり、毎日のように定時帰宅を続けたり、有休を繰り返していると、当然ながら会社には感づかれてしまい、活動がやりにくくなります。とりあえず応募する程度の会社の面接を続けることで、会社に感づかれては、元も子もありません。また最終的に転職しない選択肢もあり得るので「とりあえず応募する」行為はマイナスしかありません。

また、私のような業界歴が長い人間からは見れば「とりあえず応募」であることはバレバレです。長い目で見れば良いことはありません。面接確約を取れてから希望動機を考える人は、入社後も長く続かないケースが多く、私自身も「とりあえず応募」をやったことがありますが、早期退職しています。😓😓😓

ただし、「とりあえず応募する」は次の場合にはメリットがあります。

・面接を受ける練習にする。面接慣れしておく。

・自分の市場価値を確認するために応募する。

 

 

(4)内定後の内定者面談を実施してもらうよう働きかけていない。 

内定者面談の際に、是非やってもらいたいことがあります。それは直属の上司、同じ部署の同僚、部下になる方との面談です。特に採用面接の場に直属の上司が出席していない場合は必ず入社までに直属の上司になる人との面談を希望して下さい。退職理由に「上司と合わない」場合が多いからです。

「エンの月間人事のミカタ」で語られた転職理由の本音では、「報酬を上げたい」の次に「上司と合わない」が退職理由の第2位になっています。もちろん、入社前に面談をしたところで、上司になる人と相性が合うか、どうかは、分かりませんが、入社前に心の準備ができますし、どうしても合わなそうな場合は、内定辞退も視野に入れます。

親と上司は選べないので、せっかく苦労して採用を勝ち取っても、職場環境に馴染めず、早期に退職するくらいなら、別の会社面接を受けるのも一つです。これについても、私は経験があり、堪え性のない私は上司と険悪な仲になり、退職を余儀なくされた経験があります。多くの場合、社歴が長い上司には勝てないです。😱😱😱

内定者面談が大切な理由は、年収の根拠・上司、同僚・仕事内容・職場環境について確認する等、心から納得してから最終判断をするためです。ここまでやれば雇用のミスマッチ起こりにくいと思います。👍👍👍

 

 

(5)転職の際、安易にジョブチェンジする。

これまでのキャリア、スキル等が活かせず、転職の際にかなり苦戦を強いられので、ジョブチェンジを希望する場合は準備期間を設け、入念に準備をしてから転職することをお勧めします。🌈🌈🌈

 

 

まとめ

以上、転職活動でやってしまいがちな失敗について、話してきましたが、転職という戦場で勝ち戦を展開していくには、入念な準備とその道のプロから情報を収集することが大切になります。

まだまだ、日本企業は転職について、ネガティブな感情をもっていますので、一つ、一つの転職を実りあるものにして、転職回数によって色眼鏡で見る企業マインドに負けないあなた自身のキャリアを創り上げて下さい。人事部長SIONはあなたを応援しています。😸😸😸

 

 

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