採用プロセスでブラック企業を見抜く方法

黒字企業でも早期リストラする時代

 

こんにちは。人事部長のSIONです。今日のテーマ、「ブラック企業を見抜く方法」についてです。前回の記事の告知で「適職に巡り合うための方法について」について綴る予定でしたが、時間がかかりそうなので、テーマを変更させていただきます。近日中にアップさせて頂きます。

 コロナ禍ということもあり、業界によっては、ある日、突然会社が倒産したケースを耳にします。また世界的に有名な日本企業が黒字でも1000人、2000人規模で早期退職を募っている状況下にあります。

黒字でもリストラに踏み切る理由は、「余力があるうちに人員を削減したい」という思惑があるようで、人員削減のターゲットがだんだん若くなっているのも特徴です。これまでは「バブル世代」がメインターゲットでしたが、最近は「就職氷河期」の世代にまで拡大しています。

 リストラというと、赤字や業績のV字回復を狙ったものが多かったですが、体力のある大企業を中心に、赤字に至る前の早期の段階でリストラへ踏み切るケースもみられるようになり、大企業にいるから安泰という神話は死語になりました。

 

 

誰にでも可能性はある。入った会社がブラック企業

 

もし、ある日突然、いつものように会社に出社し倒産の事実を知らされたとしたら、“子供の高校入学費用はどうしよう” “住宅ローンは”  “明日から生活どうしよう”  “車を売却しないとダメか” 等々の思いが走馬灯のように巡り、パニックになると思います。

急いで、リクナビマイナビ、職業紹介エージェント、ハローワーク等々に登録し、求職活動を始めますが、20代、30代ならともかく、40代、50代、60代ともなると、早くても2、3ヶ月、長ければ半年、一年費やしても、再就職出来ないケースもあります。

いくら求職活動をしても就職先が決まらないと、焦る気持ちが強くなり、冷静さを保つのが難しい状態での求職活動になり、期せずしてブラック企業に入社してしまい、その後、短期間での転職を繰り返す負の連鎖に陥ることがあります。恥ずかしながら、私、人事部長SIONもその口です。今は負の連鎖から脱出することができました。👍👍👍

 皆様には、そんな状況になってほしくないので、自戒の意味も込めて今回は「採用プロセスでブラック企業を見抜く方法」をお伝えします。

 

採用手順(プロセス)では下記の確認が大切です。

 

(1)募集の背景を確認する。

増員なのか、補充なのか。

※補充の場合は、前任者が辞めた理由が言いにくい場合は注意が必要。

 

(2)面接官の人数を確認する。

社長が一人で全部を決めてしまう場合は危険です。直属の上司が出てこない面接は、直属の上司が求めるスキル、相性とのミスマッチが多くなる。

※結果的に直属の上司は望まない人を押し付けられる可能性が高く、上司も求職者もお互い不幸です。結果的に早期退職になり易いでしょう。

面接官の多さは企業の本気度の証です。少なくとも、最終決裁者(社長とは限らない)、直属の上司、配属予定の同僚と部下、人事責任者、が面接官として、関わっていることが望ましいです。私の会社では、必ず上記の5人が面接官として関わります。😀😀😀

 

(3)確認作業に終始した面接は危険です。

企業の知りたいことばかりに終始した面接は、相互理解に欠けた面接で圧迫面接との印象を受けます。

※良い面接は相互理解を深めるための丁寧な確認作業です。雑な面接態度は、採用後も雑な扱いを受ける可能性大でしょう。

 

(4)採用に真剣な会社は面接時間も割と多めです。

当たり前ですが、30分位の面接で、お互いを知ることは難しいです。退職が常態として起きている会社としか思えないです。👎👎👎

 

(5)労働条件通知書を提示しない会社は超危険!!

労働条件通知書は、会社と求職者の合意した内容の記した書面です。それを提供できない会社は、今後約束事を反故する可能性があるくらいの姿勢で臨むことが大切です。

約束事を文章で提供しない会社は、合意内容をエビデンスとして  “残したくない理由でもあるのか” と疑いたくなりますね。😤😤😤

 

(6)内定者面談に応じてくれない。

晴れて内定を得たのであれば、一緒に働く仲間として見てくれています。面接時の求職者の心理を鑑み、給与・昇給率・離職率・有休消化率・育休産休・テレワーク等々、面接時に聞きにくい疑問、質問に答える機会を設けるのは当たり前です。

求職者側も細かいことを聞くことで内定取り消しにされることはないので、最終的に結論を出す前に、ぜひ内定者面談を希望されてみて下さい。👍👍👍

 

 

まとめです。

 

良い会社の面接

①募集の背景をきちんと説明する。②会社説明を行う。③会社が求める人材像をしっかり伝える。④職務内容のチェック、出来ること、出来ないことを確認する。⑤求職者からの質問に応える。

※会社の悩みを共有⇒求職者の中身を知る⇒求職者の不安を受け止めて⇒丁寧に説明する。採用に真剣な会社は、何回も同じ人が出てきて、面接官も割と多めです。経営者、役員、人事、配属予定の上司・同僚という人たちが面接に加わるので面接時間、面接人数、面接回数は当然多くなります。お互いに高いお買い物だから当然といえば当然ですね。どうか片手間で面接をこなしている会社とは縁しないよう気を付けて下さいね。

 

今回は以上になります。いつもありがとうございます。

 

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